- 「プリンターってどれを選べばいいの?」
- 「プリンターの用途・設置環境・スペック機能なにからどう選ぶ?」
- 「プリンターのメーカーってなにが違う?」
こうした疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。本記事では、プリンターの選び方を用途・設置環境・スペック機能ごとにわけて解説。メーカーの特徴についてもご紹介しますので、ぜひご参考になさってください。
プリンターの選び方
プリンターの選び方は、使用目的や設置環境、必要な機能を整理しながら、目的に合った機種を絞り込むことが大切です。印刷内容や利用頻度によって適したタイプが異なるため、あらかじめ重視するポイントを明確にしておくと選びやすくなります。
プリンターの選び方の主な項目は、以下のとおりです。
- プリンターの用途で選ぶ
- プリンターの運用スタイルや設置環境で選ぶ
- プリンターのスペック・機能で選ぶ

Photo by Mizuno K pexels
プリンターの用途で選ぶ
プリンターは、印刷する内容や利用シーンに応じて適した機種が異なります。用途を明確にすることで、必要な機能や性能を選びやすくなります。
プリンターを選ぶ際の用途ごとの主な特徴は、以下のとおりです。
- 写真向け:高画質な写真印刷に強い
- 家庭用:多用途に使いやすい
- 学習・教育用:低コストで文字印刷しやすい
- グループ利用向け:複数端末から共有しやすい
- テレワーク用:省スペースで書類作業しやすい
- ビジネス用:高速印刷と低コストを重視
- イベント用:持ち運びや現場利用に対応
- 展示会・大型イベント用:大判印刷に対応
写真向け
写真印刷を重視する場合は、色の再現性に優れたインクジェットプリンターが適しています。人物や風景などを自然な色合いで表現しやすいのが特徴です。特に6色以上のインクを搭載したモデルは中間色の表現力が高く、細かな色の違いまで再現できます。
より大きなサイズで印刷したい場合は、A3ノビ対応モデルも選択肢になります。
家庭用
家庭用には、印刷・コピー・スキャンを1台で行えるインクジェット複合機が適しています。日常的な印刷を幅広くカバーできるのが特徴です。年賀状や学校のプリント、写真印刷などさまざまな用途に対応しやすく、家族で共有して利用できます。
インクを色ごとに交換できる独立インク方式なら、ランニングコストも抑えやすくなります。
学習・教育用
学習・教育用途には、文字が見やすく印刷コストを抑えられるプリンターが適しています。教材や課題など印刷枚数が多い場面でも使いやすいのが特徴です。特にモノクロ印刷のコストが低い機種は、継続的な学習用途に向いています。
図やグラフも印刷する場合は、顔料ブラックを搭載した複合機を選ぶと文字とカラーの両方を見やすく出力できます。
グループみんなで利用
家族やグループで共有する場合は、複数の端末から利用できるWi-Fi対応プリンターが適しています。誰でも手軽に印刷できるのが特徴です。スマートフォンやパソコンから直接印刷できるため、設置場所や配線の制約を受けにくくなります。
自動両面印刷やクラウド印刷に対応していると、さらに利便性が高まります。
テレワーク用
テレワーク用途には、限られたスペースにも設置しやすいコンパクトなプリンターが適しています。在宅での書類作業を効率化できるのが特徴です。文字中心の印刷が多い場合は、にじみにくい顔料インク搭載機やモノクロレーザープリンターが向いています。
コピーやスキャンを利用する機会が多い場合は、複合機を選ぶと業務をスムーズに進められます。
ビジネス用
ビジネス用途には、大量印刷に対応できる高速プリンターが適しています。印刷速度とランニングコストのバランスに優れているのが特徴です。高速レーザープリンターや大容量インクタンクモデルは、業務での継続的な利用に向いています。
ADF搭載の複合機なら、スキャンや書類管理の効率化にも役立ちます。
イベント用
イベント用途には、持ち運びや現場での利用に対応したプリンターが適しています。必要なタイミングでその場で印刷できるのが特徴です。モバイルプリンターやラベルプリンターなら、名札やチケット、値札などを手軽に発行できます。
バッテリー駆動や無線接続に対応したモデルを選ぶと、設置環境に左右されにくくなります。
展示会・大型イベント用
展示会や大型イベントには、大きな掲示物を作成できる大判対応プリンターが適しています。視認性の高い販促物を制作できるのが特徴です。A3ノビ対応機や大判プリンターは、ポスターや案内表示などの作成に活用できます。ロール紙対応モデルであれば、長尺の掲示物も効率よく出力できます。

Photo by Jakub Zerdzicki pexels
プリンターの運用スタイルや設置環境で選ぶ
プリンターの運用スタイルや設置環境によって、使いやすい機種や重視すべき機能は異なります。購入後に快適に使い続けるためには、利用環境に合った条件を確認することが重要です。
プリンターを選ぶ際の運用スタイルや設置環境ごとの主な特徴は、以下のとおりです。
- ランニングコスト:維持費で判断する
- 機能性:必要機能で選ぶ
- 接続・操作性:使いやすさで選ぶ
- 給紙方法:用紙対応で選ぶ
- サイズ・設置場所:設置性で選ぶ
- 静音性:動作音で選ぶ
- サポート・保証:保証内容で選ぶ
ランニングコストで選ぶ
ランニングコストは、購入後にかかるインク代などの維持費を指します。印刷頻度に応じて適した方式を選ぶことが重要です。印刷量が多い場合は大容量タンク式、少ない場合はカートリッジ式が適しています。月間の印刷枚数を把握して選ぶことで、トータルコストを抑えやすくなります。
機能性で選ぶ
機能性とは、印刷以外に利用できる機能の充実度を指します。用途に応じて必要な機能を選ぶことが重要です。コピーやスキャン、ファクスを利用する場合は複合機、印刷のみなら単機能機が適しています。必要な機能を整理して選ぶことで、コストや設置スペースの無駄を抑えられます。
接続・操作性で選ぶ
接続・操作性とは、スマートフォンやPCとの連携方法や操作のしやすさを指します。日常的な使いやすさに直結する項目です。Wi-Fi対応機やタッチパネル搭載機は、場所を選ばず直感的に操作できる点が特徴です。
専用アプリやQRコード接続など、設定の簡便性もあわせて確認しておくと安心です。
給紙方法で選ぶ
給紙方法は、用紙の補充方式や対応できる紙種によって使い勝手が変わる仕組みです。設置環境や用途との相性が重要になります。前面給紙は省スペース性に優れ、背面給紙は厚紙や特殊紙に対応しやすい特徴があります。
両方式対応モデルであれば、用途に応じて柔軟に使い分けることができます。
サイズ・設置場所で選ぶ
サイズ・設置場所は、本体だけでなく排紙や給紙の動作スペースを含めて考える必要があります。設置後の使いやすさを左右する要素です。コンパクトな機種は限られたスペースにも設置しやすく、デスク周りでも扱いやすい特徴があります。
購入前に設置場所の寸法を確認し、動作スペースも含めて余裕を持たせることが重要です。
静音性で選ぶ
静音性とは、プリンター動作時の騒音レベルを示す指標で、設置場所の快適性に関わる要素です。生活環境への影響を考慮して選びます。動作音は機種によって差があり、dB(デシベル)表記で確認できます。静音モード搭載機は夜間の使用にも適しています。
寝室や共有スペースに設置する場合は、特に静音性を重視すると安心です。
サポート・保証で選ぶ
サポート・保証は、購入後のトラブル対応や修理体制を含めた安心性を指します。長期利用を前提とする場合に重要な要素です。一般的にメーカー保証は1年程度で、延長保証を用意している製品もあります。問い合わせ窓口の充実度や対応の速さも、安心して使い続けるための判断材料になります。

Photo by George Milton pexels
プリンターのスペック・機能で選ぶ
プリンターはカタログ上のスペックや機能によって最終的な性能を判断します。印刷方式や速度、解像度、対応用紙などを確認し、実際の使用環境に適しているかを見極めることが重要です。
プリンターを選ぶ際のスペック・機能ごとの主な特徴は、以下のとおりです。
- インク・印刷方式:印刷の仕上がりや用途適性で選ぶ
- インクの種類:純正・互換などコストと品質で選ぶ
- 印刷性能:速度と解像度で選ぶ
- 用紙対応:対応サイズや用紙種類で選ぶ
- あったら便利な機能:作業効率や利便性で選ぶ
インク・印刷方式
インク・印刷方式は、プリンターの出力方式や画質の傾向を決める基本要素です。写真向けのインクジェットと、文字印刷や高速出力に強いレーザープリンターがあり、用途によって適性が異なります。
インクは染料と顔料に分かれ、それぞれ発色や耐水性に特徴があり、レーザープリンターはインクではなくトナーを使用します。
インクの種類
インクの種類は、純正インクと互換インクの違いによりランニングコストと印刷品質のバランスに直結します。純正インクは品質が安定しており、メーカー保証の面でも安心です。一方、互換インクは価格が安く、コストを抑えやすい特徴があります。
対応機種や保証条件が異なるため、事前確認が必要です。
印刷性能
印刷性能は、プリンターの速度や解像度など、出力の効率と仕上がりを示す重要な指標です。作業効率と印刷品質の両方に関わります。速度はppmやipmで表され、文書印刷の効率に影響します。解像度はdpiで示され、写真印刷の精細さを左右します。
用途に応じて、速度と解像度のどちらを重視するかを決めることが大切です。
用紙対応
プリンターの用紙対応は、使用できる用紙サイズや種類を示す項目で、印刷できる範囲を決める重要な要素です。A4・A3・はがき・封筒など、用途に応じて対応サイズを確認する必要があります。
厚紙や写真用紙、ラベル用紙への対応可否も機種ごとに異なり、対応範囲を超える用紙は使用できないため、事前確認が重要です。
あったら便利な機能
プリンターには、印刷作業を効率化し、日常の使い勝手を高めるさまざまな機能が搭載されています。作業時間の短縮や手間の削減につながる点が特徴です。
代表的な機能として、自動両面印刷(用紙を自動で両面に印刷し、用紙の節約に役立つ)、原稿自動読み取り機能(ADF・複数枚の原稿をまとめて自動スキャン)などがあります。

Photo by Tima Miroshnichenko pexels
プリンターメーカーの特徴から選ぶ
プリンターはメーカーごとに得意分野や設計思想が異なり、仕上がりや使い勝手にも違いが出ます。同じ価格帯でも、写真向け・文書向けなどの傾向が分かれるため、目的との相性を確認することが重要です。
プリンターメーカーを選ぶ際の主な特徴は、以下のとおりです。
- エプソン:写真印刷と高画質重視で選ぶ
- キヤノン:バランス重視で幅広い用途に対応
- ブラザー:コストパフォーマンスと文字印刷で選ぶ
- HP:デザイン性とモバイル対応で選ぶ
EPSON(エプソン)
エプソンは、写真の色再現性に優れたプリンターを多く展開するメーカーです。写真から文書まで高い画質で印刷できる点が特徴です。独自のピエゾ技術によりインクの吐出精度が高く、細かな色表現と安定した印刷品質を実現しています。
インク代を抑えやすい大容量タンクの「エコタンク」シリーズも展開しています。
Canon(キヤノン)
キヤノンは、文書と写真のバランスに優れたプリンターを展開するメーカーです。家庭用からビジネス用途まで幅広く対応しています。写真用の染料インクと文字に強い顔料インクを組み合わせることで、用途に応じた印刷品質を実現しています。
コンパクト設計やスマートフォン連携機能など、使いやすさに配慮した機種が多い点も特徴です。
Brother(ブラザー)
ブラザーは、コストパフォーマンスと文字印刷性能に強みを持つメーカーです。家庭用から業務用まで幅広い用途に対応しています。独立インクカートリッジ方式を採用しており、必要な色だけ交換できるためランニングコストを抑えやすいのが特徴です。
コンパクトな設計の機種が多く、設置スペースを選びにくい点も利点です。
HP(ヒューレット・パッカード)
HPは、デザイン性とコストパフォーマンスを両立したプリンターを展開する海外メーカーです。家庭用からモバイル用途まで幅広く対応しています。モバイルプリンターのラインナップが豊富で、場所を選ばず使用できる製品設計に強みがあります。
インクのサブスクリプションサービスなど、独自のコスト管理モデルも提供しています。


